志賀高原周辺(長野) 米子山(1404.2m) 2018年2月24日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 7:18 県道−−8:34 スノーシュー装着(標高1100m)−−10:04 米子山 10:37−−11:32 県道

場所長野県須坂市
年月日2018年2月24日 日帰り
天候晴後曇
山行種類積雪期の籔山
交通手段マイカー
駐車場県道脇に駐車余地あり
登山道の有無たぶん無し(積雪のため不明)
籔の有無標高1200m付近から笹が登場。それなりの濃さだったが上部は積雪のため濃さは不明
危険個所の有無無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
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コメント積雪と雪質を考慮して南側から往復。前日は好天だったのである程雪の締まりを期待していたが外れ、スノーシューでも踏み抜き連発&半端な積雪量で笹も混じり非常に歩きにくく、腰痛がかなり悪化してしまった。この状況では無雪期の方が楽だったかもしれない。なお、豊丘ダムから山頂直下を通る林道はダムへの分岐で施錠されたゲートあり(無雪期も施錠されている)




焼却場手前の駐車余地 最初は杉植林。まだ花粉は飛んでいなかった
谷地形を登る 小尾根に取り付く
尾根に乗る(標高910m付近) 鹿の足跡。この付近は鹿も越冬可能らしい
標高1100m付近でスノーシュー装着 標高1210m付近。笹が登場
標高1250m付近。たぶん鹿の足跡 標高1280m付近。自分のラッセル跡
標高1300m付近。たぶん鹿の跡。
兎のように飛んでいる。カモシカではない
標高1310m付近
標高1360m付近 山頂直下
米子山山頂 山頂標識は無く目印のみ
積雪で三角点は発見できなかった
山頂から下山開始 県道到着


・米子山は昨年秋に豊丘ダム方面から林道経由で登ろうとしたが、ダム方面の道と林道が分岐する地点で施錠されたゲートがあり、時間の都合もあり諦めた経緯がある。DJF氏が登った頃はゲートが開いていたようだが、現在は常時施錠されている。
・無雪期にこの林道経由で登ってもいいのだが、林道歩きが長いこともあり積雪期にショートカットで登ることにした。今の時期なら前日に好天で日が当たっていれば南斜面なら雪が締まっていると期待できる。ちょうど金曜日は好天で条件はバッチリ。
・地形図だと山頂の南西に清掃センター(ゴミ焼却場)がありそこまで県道となっているので、そこまでは除雪されていると思われた。地形図ではその先に林道が続いていて車で高度を稼げるが除雪は期待できないので、焼却場付近から登る計画を立てた。
・焼却場から真北の斜面に取り付くと傾斜が急なので、西側の谷地形を登って米子山から南西〜西〜南へと向きを変える尾根に乗ることにした。
・県道は予想通り除雪済み。県道両側は除雪で積みあがった雪の壁で駐車余地があるか心配だったが、トンネル東側出口から少し進んだ地点で駐車余地を発見。ここに車を置いて出発。
・周囲は杉植林だがまだ花粉は感じなかった。気温は-6℃くらい。
・最初は浅い谷地形を登っていく。獣の足跡あり。谷には僅かに水が流れているので中心を外して歩く。積雪は10cm程度。植林で日差し皆無の影響か、雪の締まりは全くない。
・やがて谷は左(西)へと屈曲するが遠回りになるため直進して小尾根に取り付く。ここも締まりがない雪が積もった植林帯が続く。尾根上部で少しの間だけ雪が消えて歩きやすくなるが、米子山へ続く主尾根に上がると再び積雪に覆われる。
・主尾根には低い笹があるが足首の高さで低密度なので影響皆無。鹿の足跡が多数あり。通常、積雪地帯には鹿はいないのだが、この付近は冬の積雪量はそれほどではないようだ。冬場は積雪で鹿の餌が大幅減少するため、まとまった場所で笹の葉が丸坊主になっている箇所があった。
・標高950m付近で唐松植林に切り替わる。部分的に杉植林が復活することもあるが、この後は基本的に唐松植林に切り替わる。
・積雪量が徐々に増えて歩きにくくなってきたため、標高1100m付近でスノーシュー装着。
・標高1200m付近から笹が出現する。残念ながら積雪は10〜20cm程度で笹が倒れるほどの量はなく立ったまま。これは想定外だった。おまけに雪質は最悪で表面だけ少しクラストしているが内部はスカスカで、スノーシューを履いても体重をかけると踏み抜きの連発で非常に疲れた。おまけにこの状況は腰にかなり負担をかけるようで歩きながら腰痛が悪化。翌日も雪山に出かける予定をキャンセルせざるを得なかった。なお、踏み抜きが無ければ腰への負担は大幅に軽減される。ほんの僅かな距離の雪が締まった場所は足も腰も非常に楽だった。
・標高1200〜1250m付近の傾斜が緩い地帯では笹の密度が増し、おまけに雪の量が減ってかなり歩きにくかった。いっそのこと無雪の方が楽だっただろう。
・徐々に積雪が増えてきたが期待に反して雪の締まりがなく、踏み抜き連発のままの状態が山頂まで続いた。まだ鹿の足跡があったが、カモシカと違って積雪量が増えると普通に歩けなくなるようで、まるで兎の足跡のようにピョンピョンと飛び跳ねたように足跡の間隔が広くなった。いや、足跡ではなく「胴跡」と呼びたくなるような大きな穴が飛び飛びに雪面に開いていた。最初は兎かと思ったがあまりに間隔が広いし穴がでか過ぎる。兎は浮力が大きいようで新雪上でもちゃんと「足跡」が残る。雪が苦手な鹿と考えるのが妥当だろう。
・同じエリアでも同じような蹄の跡で普通に足跡が連続するものがあったが、おそらくこれはカモシカのものだろう。この足跡上だけは雪が締まって沈みにくいため大いに助けられた。カモシカのトレースが無ければ腰痛と体力的な面で登頂を断念したかもしれない。カモシカに感謝。
・雪面から笹が顔を出す状況は山頂まで続く。30〜50cm程度の積雪なので無雪期の笹の密度は不明。
・傾斜が緩んでピークに到着すると米子山山頂に到着。山頂標識は無いが「所有者 塩野区」のプレートがかかっていた。塩野区とは主稜線北側の灰野川沿いの集落らしい。山頂も樹林に囲まれて展望無し。木の隙間から差し込む直射日光の下で休憩。気温はあまり上がらず雪はフワフワのままでスノーシューで踏んでも締まることはなかった。風が弱いのは助かったが徐々に雲が増えてきて日差しも弱まってきた。
・三角点は雪の下。ピッケルを雪面に突き刺して探したが固い地面が何か所もあって三角点は発見できなかった。積雪量は50cm前後。
・帰りは往路を戻る。

 

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